DQN x ドキュン x ドキュソ -沖縄でDQNについてもう少し考えてみた- - 「泣くのをがまんしてたら　かわりに　花びらが　ひらひらしてきた」とツァラトゥストラは言った。

大風呂敷を広げたまま更新が滞ってしまい、申し訳ない。DQNについてよりリアリティの高いテキストを提供するため、フィールドワークの一環として・・・ナントカカントカ。沖縄で遊んでた。初めての沖縄は同じ日本とは思えないほどの・・・と言いたいところだけど実は想像よりもずっと日本的な場所で、那覇なんかの地方都市ぶり（つまりある種の運命的な荒廃の流砂）には目に余るものがあった。さすが日本一失業率が高い地域であるだけのことはあるね。あとお店やホテルで現地の人に普通に日本語が通じるのはやっぱりちょっと不思議な感じだったな。自動翻訳機が驚異的に進化した世界はこんな感じなのかもしれないね。いや、非常に失礼な話をしている気もするが。

何の話だっけ？そうだ、地元に一人はいる家庭がごたごた続きの、どうしようもなく安っぽい人々（低学歴）をかつてはDQNって呼んでたんだけど、もうそれだけじゃ説明つかなくなってきてる、いったいDQNってなによ？って話だったな。じゃあこの章では思わず臭っちゃうようなDQNをピックアップしてみよう。

さて、いささか唐突かもしれないけど、フィリピン国民のほとんどがDQNだ、と断言して異論はないよね？（唐突すぎる）　マレーシアとかインドネシア、そのへんもまとめてDQNっぽい。ただそれがインドになると、なぜかDQNの臭いが薄まるのは、不思議。おそらくそのエキゾチックな香辛料の香りと無関係ではないだろう。さらにニュアンスの話をすればEU諸国はそういった臭いがあまり感じられない。アメリカはどうだろう？中国は？アラブ諸国は？
DQNと経済的、文化的な格差は関係があるの？　もちろんある。問題のほとんどはそこにあると断じてもいいんじゃね？　ただここではそれだけじゃ面白くないので、そのあたりの話を少し切り口を変えて展開したいと思っている。

また特定の新興宗教団体に属している人間もあまねく「DQNっぽい」と評して異論はないよね。宗教は全体的に、「DQN」っぽいが、ニュアンスの話をすればオウム真理教はDQNっぽい臭いは”あまり”しないなぁ。むしろオウムはもう一つの興味深いキーワードである「厨房」のイコンつーか。厨房に関してもどこかで書ければいいな、と思ってる（まぁ「ここ」以外にはないわけだが）。宗教がDQNっぽいってのは総武線沿線とか、そのへんをいいたいわけ。宗教的という意味ではNPOなどにもDQN臭を強くかんじるのは君だってきっと同じだろう。

またプロスポーツの分野で活躍する人間もDQNが多い。この傾向が特に顕著なのはプロ野球の選手で、そのあまりの臭いに卒倒しそうになる。デーブ大久保などは（もちろん僕は彼をよく知らないが）その最たるものだろう。「プロ野球」はDQNを分析していく上でかなりわかりやすい切り口になっていくはずだ。

ミュージック産業にもDQNは多い。当然「DQN的なるもの」の象徴たる氣志團は逆説的にDQNなるものからもっとも遠い場所にあるのかもしれない。逆に個人的に強く主張したいDQNはm-floのVerbal。こいつはねー。というか、東京生まれヒップホップ育ちを例にあげるまでもなくこの界隈はそのお里からしてDQN率が比較的高いッスよ。ただ同時に覚めきったエンターテイナーも多い分野ではあるので一概には言えないかなーよく知らないし。言いたいのはm-floのVerbalには反吐が出るということ。顔とか。それだけ。

それだけ？えー、とりあえず続けると、一人一人で接するとそれほどでもないのに、恋人同士とかそういう”つがい”状態になると急に臭いだすものDQN臭の特徴だろう。「カップル」は概してDQNだ。結婚するとさらにその臭いを強く発するパターンと、そうでないものにわかれるのも非常に興味深い。また男女比で比べれば女性のほうが潜在的 DQN性は強いだろう。これについても今度説明を加えたい。

こう書き殴っていくと読者からは「おまいは自分の嫌いな対象をただ単にDQNとして貶めたいだけちゃうんか？」という非難も受けるかもしれない。う、うぐ・・・まぁ大、正、解、なわけなんだけど、問題は鶏が先か卵が先か、というか、DQNだから憎むのか、憎むからDQNなのか、という点であり、正直に言えば、よくわからん。ただ僕が僕自身をどう捉えて、さらになぜこれほどまで暑苦しくDQNについて語ってるのか、ということはこのテキスト全体の一つのキーワードである。今はこんなかんじで納得していただきたい。

さて、これら僕が「っぽいなぁ」と感じる対象を脈絡もなく羅列してきたわけだが、これらに共通する要素こそが（新しい定義上の）DQNエレメント、ということになるだろう。ここらへんで話をもう一歩進めたい。まず第一の共通項は「ドメスティック」。つまりDQNのDはDomesticのDである、という話を次回にしようと思ってる。