僕たちの失敗

受験に失敗、就職に失敗、とか、結婚に失敗など、「〜に失敗」っていう物言いが昔から嫌いで、さらに言えばそういう言い方を好んでする人間も大嫌いだった。

1:物事を「成功」「失敗」の二元論で語るのはちょっと乱暴だし、頭悪そう
2:そもそも人生に「失敗」なんてあるのか?という思いも

ただそこにいるだけで「成功」、あなたが生きていること自体が「成功」なんだよ!

というのとももちろんぜんぜん違って(ちゃいます)、たとえば起業した自分の会社を潰し、心の支えであった恋人に去られた苦悩ゆえの自殺、という人生の帰結でさえ、僕はそれを「人生の失敗」と呼ぶのはやっぱり少し違うんじゃないかあ、と人生の転機を前に、一人思った。