最悪の結果、とは言い過ぎではないか。

30年以上無視同然の扱いだったこの問題を2年でここまで進展させたのは国民の力か?拉致被害者の思いか?それもある。もちろん。でも小泉が首相だったから、ってのも、やっぱりあるんじゃね?と思うのです。
ハンセン病のときもそうだけどさ、やっぱり救われた人はいるわけじゃない。開かれた未来はあるわけじゃない。それは「最悪の結果」という言葉とどうしても相容れない事実だと思う。

「偽善」っていうなら、偽善かもね。人が為す善って書いて偽善。これは実に下らない言葉遊びだけれでも、めんどくさいからって理由でなにもしない(しなかった)、先送りする(してきた)よりは、この国の民主主義にとってずっと大きな前進だと、僕は考える。